
2025年10月の読書会のご案内です。
書肆 朝陽館では、毎月読書会を開催しています。一冊の本を読み、集まり、その本について語り合います。
読書には根気が必要です。集中力も求められ、時間もかかり、座ったり、立ったり、転がったりと体力も費やします。読書は、よく登山やマラソンに例えられることがあります。ゴールや頂を目指して一人黙々と取り組み、一歩を踏み出すように一行を読みページを捲ります。そうした孤独な作業の果てにたどり着いた読了後の気持ちを参加者同士で分かち合いましょう。
本の読み方は様々で自由です。当然、感想も気になった点もみんな違う、そうした他の人の意見を聞くことで、新たな発見や解釈が生まれます。
辛いマラソンもみんなで走れば頑張れる。急峻な頂をみんなで励まし合い制覇する。そうした体験を物語を読んで参加者で共有するのが朝陽館の読書会です。
ルール
・課題図書を読んで来ていただき、感想を語り合います。
・ほかに一冊(ジャンル問わず)参加者へ紹介していただきます。
課題図書:朝と夕
著 者 :ヨン・フォッセ
出版社 :国書刊行会
ISBN :9784336076441
開催日 :10月25日(土)
時 間 :19:00〜21:00
参加費 :1,650円(1ドリンク付・税込)
応募方法:こちらのフォームより必要事項をご記入いただきご応募ください。

言葉にすることはできない、
それは、言葉より哀しみに近いものだから
演劇、詩でも文学の新境地を切り拓いて注目され「言葉で表せないものに声を与えた」として2023年ノーベル文学賞を受賞した、ヨン・フォッセの珠玉の小品。
〈第一部 誕生〉ノルウェー、フィヨルドの辺の家。息子の誕生を待つオーライ。生まれた子はオーライの父親と同じヨハネスと名付けられ、やがて漁師となる。
〈第二部 死〉コーヒーを沸かしパンに山羊のチーズをのせる……老いたヨハネスの、すべてが同じでまったく異なる一日がはじまる……フィヨルドの風景に誕生の日と死の一日を描き出した、神秘的で神話的な幻想譚。夢を見るような味わいの傑作。
(出版社サイトより)
ヨン・フォッセ
1959年、ノルウェー西海岸のハウゲスン生まれ。フィヨルド地域のストランデバルムで育つ。ベルゲン大学で社会学、哲学、文学を学んだ後、1983年、タリアイ・ヴェーソスの影響を受けた小説『Raudt, svart(赤、黒)』を発表。1994年に最初の戯曲『だれか、来る』を発表、以来、現在までにフォッセの戯曲は世界50か国以上で上演され、高い評価を受けている。世界で最も多くの作品を生み出した劇作家の一人でもある。小説に『Melancholia I (メランコリア I)』(1995年)『Trilogien』(2014年)『Septologien』(2022年)など。2010年国際イプセン賞。2014年欧州文学賞、2015年北欧理事会文学賞。2023年「言葉で表せないものに声を与える革新的な戯曲と散文」によりノーベル文学賞を受賞。邦訳に『朝と夕』(本書)のほか、『だれか、来る』(白水社)。
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