皎天舎

高山羽根子さん特別参加 作家といっしょに読書会

 書肆 朝陽館で毎月開催している読書会。参加者全員があらかじめ課題図書の小説を読み込み、感想や意見を交わしています。自分が感じたことだけでなく、人がどう読み感じたのかを聞くことで、新たな気づきがあったり、より深い物語の世界観を共有することができます。
 書肆 朝陽館の「しほる会」は、参加者の感想や引っ掛かりを一つ一つ拾い上げ、皆で掘り下げていきます。


3月の課題図書は、「パレードのシステム」

 鮮明で美しく、静謐かつ余韻に満ちたレクイエム、芥川賞作家の新境地。
人生はパレード、荘厳な魂の旅路。台湾と日本、統治と戦争の歴史に及ぶ記録と記憶の軌跡――。

 祖父の自死をきっかけに実家のある地元に帰った美術家の私。祖父が日本の植民地だった戦前の台湾に生まれ育った「湾生」と呼ばれる子どもだったことを知り、日本統治下の台湾について調べ、知人からも話を聞き、誘われるまま台湾を訪れることになる。祖父の自死の原因、理由を探り、自身のルーツ・アイデンティティを確かめるための台湾訪問だが、何かに導かれるように台湾先住民の系譜にある人物の葬儀に参加することになる。日本とは全く違う儀式や儀礼、風景に触れるうち、戦争や生と死・祖父の思い出・美大時代唯一の友人の死、様々なイメージが想起され喚起されていくのだった。
(出版社サイトより)

 2020年、「首里の馬」で芥川賞を受賞した、高山羽根子さんの最新作です。書肆 朝陽館では、「高山羽根子の手書きメモ展」を3月16日から開催します。26日はトークイベントを開催しますが、それに先駆け、前夜の読書会にも参加していただきます。作家ご本人が参加する読書会、貴重な機会となりますので奮ってご応募ください。


パレードのシステム
著 者 :高山羽根子
出版社 :講談社

開催日 :3月25日(土)
時 間 :17:00〜19:00
場 所 :皎天ノ刻茶房
定 員 :10名
参加費 :1,650円(1ドリンク付・税込)
課題図書:「パレードのシステム」
参加条件:課題図書をお買い上げいただき、読まれた方。
参加申込:下記参加申し込みフォームよりお申し込みください。



■当店でお買い上げの方(事前に購入されたお客様も含む)は、当日、高山先生にサインを書いてもらえます。

■当日は「皎天ノ刻茶房」「書肆 朝陽館」ともに17:00閉店となりますのでお気をつけください。

高山羽根子
1975年、富山生まれ。2010年「うどん キツネつきの」で創元SF短編賞佳作、2016年「太陽の側の島」で林芙美子文学賞を受賞。2020年「首里の馬」で第163回芥川龍之介賞を受賞。著書に「オブジェクタム」「居た場所」「カム・ギャザー・ラウンド・ピープル」「如何様」「暗闇にレンズ」などがある。




こちらのお申し込みフォームよりご応募ください。

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■「パレードのシステム」のご注文もこちらのフォームにて承ります。
(その他の書籍のご注文はご遠慮ください。店頭にて承ります。)

■参加者が定員を上回った場合は、ご希望により空席待ち可能です。


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