皎天舎

行間に観るアート

夏のビビットな色合いも気持ち良いけれど、少し涼しくなった今くらいの秋の色はより深みが増したように思えます。快適な季節、少し冷えてきた風と柔らかな日差しは、心を落ち着かせてくれます。だから私たちは、秋になるとまっすぐに観ることができるのかもしれません。まっすぐに観て、反射する光をそのまま受け止める。そうした鑑賞にもってこいの季節だからこそ「芸術の秋」なのでしょうか。しかし、この気分、芸術鑑賞に限らず、本を読むにももってこいですよね。「芸術の秋」は「読書の秋」でもあります。

芸術が、こころで感じるものであるならば、文学もまた、こころで受け止め感情を振るわせるものです。文字の並びを眼で追うだけでは観ることのできない「美」が行間に潜んでいます。 行間を読み解き文学が表現する「美」を心のキャンパスに描き出してください。文学の行間から滲みでる、「美」と「喜怒哀楽」をあなたの「こころ」で受けとめてください。

観てよし、読んでよし。こちらは、是非セットでお求めください。

もちろん、「食欲の秋」でもあるのは言わずもがな。